鶴渕 真一(つるかめ農園)

農園名  つるかめ農園
生産者名 鶴渕真一
就農した年  2013年
栽培品目  お米、お米を使った加工品(日本酒、みりん、せんべい、うどん、米粉など)
ウェブサイト つるかめ農園

なぜ農業を仕事にしたのか?

就農のきっかけのひとつは都心で仕事をしていた頃に起きた東日本大震災。

スーパーからは食品が消え、都市生活の脆弱さを体感したが、直線距離でわずか数十キロの故郷に戻ると食べものに関する不安をまるで感じず、生き方を考えさせられる経験となった。

そんな中、長く続けてきた合気道の精神が、自分を「自然栽培で農業と向き合うこと」に導いてくれた。合気道の解釈のひとつ、「自然は完全に循環していて調和している」ということを自分で感じたかったから。

なぜいすみ市を選んだのか

自分の実家があるということもあるが、メダカや色んな生き物がいた幼いころの里山の原風景と、農業を始めようと思ったきっかけがリンクしたから。

自然と調和した農業は健康と教育に通じると考え、故郷で自然栽培に取り組むことで、自分が里山を作っているんだという気概をもって農業を行っている。

付加価値を高めるために意識していることは何か

お米や加工品を「物として売る」というよりも、体験等を通して消費者の方と「価値を共有する」ということを意識している。

具体的には毎年米作りオーナーを募集し、自然栽培による米作りをはじめ、収穫したお米を使った餅つきや、ついたお餅を実際にみんなで一緒に食べる収穫祭を実施。

こういった体験を通して、理想とする農業や米作りにかける想いを参加者と共有し、共感してもらっているからこそ、数あるお米の中から「つるかめ農園のお米」を選び食べ続けてもらっている。

今後もオーナーをはじめとした消費者コミュニティに向けて、つるかめ農園の価値を共有していきたい。

今後の計画、夢や目標などを教えてください

農業は地域社会と共存することで成り立っている。とくに田んぼを貸してくれる方には迷惑をかけてはいけない。草を生やさず、収量を上げ、結果を出し続けるしかない。

自分の家族が安心して食べられるお米を消費者にも安定して提供できるよう、技術を磨いていきたい。

また、日本酒やみりん、せんべいなどの加工品に挑戦している。売上を上げるという目的もあるが、消費者を意識した農業を追及しながらファンを増やすことで、つるかめ農園が理想とする自然と調和した農業を目指していきたい。

<2018年2月取材>

いすみ市では、移住し農業にチャレンジしたい人を応援しています。詳しくはこちらのページをご覧ください。