いすみ市は稲作などの農業がさかん

いすみ市がまだ「伊甚(いじみ)」と呼ばれていた今からおよそ1,500年前、アワビなどの海産物と並んで良質なお米がたくさんとれた伊甚の地は、朝廷の重要な直轄地となっていました。時は流れ近代、いすみ米の前身である上総国吉米は、東京や関西の市場で高値を付けられ、当時の木原線(現 いすみ鉄道)国吉駅周辺は、毎年秋になると出荷を待つたくさんの米俵が駅舎からあふれ、高々と積まれていたと言います。
皇室献上米にも選ばれ、有名デパートでも取り扱いのあるいすみ米は、現在まで”房総の三大銘柄”に数えられています。

いすみ米のおいしさの秘密

お米づくりに欠かせない土壌にも色々と分類があるのを皆さんご存知ですか。
いすみ米のおいしさを決めている肥沃でミネラル豊富な粘質土壌は、夷隅統(いすみとう)と名付けられた特別なものです。夷隅統で作られるコシヒカリは、適度な粘りと強いコシ、口いっぱいに広がる甘みが格別な上質米として知られています。

知る人ぞ知るいすみ米の魅力を、ぜひ一度ご賞味ください。

いすみ市の農業における新しい取り組み

 

農薬・化学肥料不使用 コシヒカリ 『いすみっこ』

『いすみっこ』は、いすみ市で農薬や化学肥料を全く使わずに作られているコシヒカリです。いすみ市は、いのちあふれる豊かな環境と食の安全を守るために、田んぼに暮らす様々な生きものの力を借りた、自然に寄り添ったお米づくりをすすめています。
『いすみっこ』は、食の安全度が高く、子どもたちが安心して食べられるお米として、市内すべての小中学校の給食米に採用されています。

いすみ市では、環境創造型農業の推進及び自然環境の保全・再生を通じた地域活性化を推進するため、農業関係団体や自然環境保全・生物多様性関係団体など22団体で組織する「自然と共生する里づくり連絡協議会」が2013年に設立されました。2014年からは新たに地域経済振興関係団体も加わり、現在36団体が環境と経済の自立に向けたまちづくりを行っています。 いすみっこのプロジェクトには、環境のまちいすみの実現に向けた大きな期待が寄せられています。

いのち育むモデル水田

いすみの気候風土、土壌条件等にあった水稲無農薬栽培体系を実証、確立するための取り組みです。生産物の安全性や環境負荷及び生物多様性、品質や収量、生産コスト、資源等の循環に至るまで、理想とする稲作体系の研究と実践に真摯に取り組んでいます。そして、この取り組みで収穫されたお米は、市内の学校給食に提供され子どもたちの未来を支えています。

いのち育む無農薬・有機稲作ポイント研修会

農薬、化学肥料を使用せず、たくさんの生きものを育み、また、そのチカラを活かしながら行う、先進的な水稲無農薬栽培の技術研修会を年5回にわたり開催しています。

「いすみっこ」について詳しくはこちらのウェブページをご覧ください。